カジュアル目なアイテムをビスポークに落とし込むことが割と好きで以前トラックジャケットを作ったのだが今回はマッキノージャケットを作ってみた。
ただし、マッキノージャケットは本来はマッキノーウールを使ったバッファローチェックの生地を使うのが正しいのだが、その生地はなかなか入手が難しいのでマッキノー風ジャケットという事にしておく。(マッキノーにはショールカラーのミリタリーものもあるが、今回はF社を筆頭とした林業やハンティング目的で作られたクルーザージャケットの方)
作る上でマッキノージャケットのディティールを見ていく。襟はステンカラー、左右胸ポケットと左右腰ポケット、背中は全面がポケットになるため背の両脇にフラップ付きポケットがあるというのが大体の特徴といえる。
F社は胸ポケと腰ポケが縦に続いているような特徴的なデザインなのだが個人的にあまり好みでないので胸はフラップ付き、腰は斜め片玉縁ポケットを採用した。背中のポケットはマッキノーとして大事な要素なので採用し、袖口はカフス付きの1つボタン留め。
使用した生地は手持ちのグレーヘリンボーンのウールコート地。メーカーは失念したがそこまで重さのない350g/m程度の生地である。
基本はテーラードジャケットの上から羽織るショート丈のコートをイメージしたのでディティールはマッキノーだが最低限ドレスアイテムとして通じるカジュアル過ぎない生地を選んだ。逆にもっとゴリゴリのツイード生地で作るとカジュアル色の強いアウターになるのでそちらもいずれは作りたいと思っている。
またはリネン系のチェック生地で作ると春秋に羽織れる上衣にもなる。
やはり長く愛される定番アイテムというのは生地を変えるだけで多様な表現が可能であり、汎用性が極めて高いものだと感じる。
クラシックというのはドレスやカジュアルという括りを超えて、そういったモノを指すのだなと思った。






